私たちが気づいた課題は「低利用魚」と呼ばれる、使用用途の少ないお魚や、豆腐（とうふ）製造時に発生する副産物の「おから」が、フードロスと地域産業・経済にとって大きな問題であるということです。低利用魚は市場価値を見いだしにくく、漁業従事者の収入に影響を与える問題のひとつです。一方、おからは食品としての利用が限られ主にバイオマス肥料などとして再利用されています。私たち魚屋は漁業に限定せず、島根の課題解決に貢献できる食品開発に取り組んでいます。低利用魚とおからを組み合わせた新商品【じゃこごま】は、これらの資源を効果的に活用し、一次産業従事者の収入向上や地域産業の活性化促進を目指しています。